ミカルディスは安定した効果がある

ミカルディスはテルミサルタンを有効成分にした、アンジオテンシンII受容体拮抗薬と呼ばれるもので、略称をARBと呼び、体内の水分や電解質を調節して血圧を下げるため、主に高血圧症に用いられる治療薬です。アンジオテンシンIIは副腎皮質にある受容体に結合することで、アルドステロンの結合、分泌が促進し、昇圧作用をもたらしますが、ミカルディスを服用することでテルミサルタンがアンジオテンシンIIの受容体に直接結合し、昇圧作用を阻害することで血圧上昇を抑えます。従来のACE阻害薬に近い作用ですが、いままで引き起こしていた空咳などの副作用の報告がほとんどなく、リスクの少ない治療薬とされています。また血中濃度半減期が長いとされ、1日1回の服用で24時間の降圧効果があるとして、1日飲み忘れた程度では血圧への影響が少ないことから、安定した効果が見込める薬となっています。ミカルディスでは高血圧以外にも多面的作用があり、核受容体転写因子であるPPARγを活性化する効果があります。このPPARγを活性化すると、糖質、脂質の代謝を改善するとともに、抗炎症や抗動脈硬化作用を持ち、心臓、肝臓、腎臓や血管の保護、糖尿病予防にも使用でき、同系統の治療薬にもPPARγ活性化作用はありますが、ミカルディスが最も効果が高いとされています。処方されると40mgを1日1回で投与されるが、最初は1日20mgで開始し、1日最大投与量を80mgとして、経過を見ながら年齢、症状によって適宜増減するようになっています。少しずつ体に合わせて増減するため、医師の指導に従って服用すると、血管への負担も少なく安全に使用することができます。安定した薬ではありますが、持病持ちやアトピー患者、妊婦への使用は注意する必要があります。

■高血圧は早めの治療がポイントです
ミカルディスで血圧をコントロールしよう
アテノロール